2007年11月29日木曜日

住民に拒否されても愛護と言えるのか。




大阪市の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」(林俊彦代表)は27日、滋賀県高島市今津町酒波(さなみ)の犬舎施設「滋賀シェルター」に小型犬20匹を車で搬入した。林代表の飼い犬以外では初めて。
アーク・エンジェルズ側は「犬は連れてきていい」と地元との話し合いでほぼ合意したとしているのに対し、住民側は「話し合いでの要望はすべて拒否されている。合意もしていない」と反発しており、今後も反対運動を続けるという。
搬入は関係者約20人が見守る中、スムーズに行われた。車5台に分乗したボランティア13人が同行した。20匹は里親が決まっている犬などで、半数は皮膚病の疥癬(かいせん)が完治した犬という。

京都新聞 07.11/27 著作権法第32条より「引用」


なぜこの団体は、ここまで強行に物事を進めるのでしょうか?
犬のためならば、人間はどうでも良いのでしょうか?

広島ドッグパークのワンコ達の救助劇でも、結局は寄付金の使途不明や運営方法に非難や疑問が集まり、大層気持ちの悪い終結を見ました。

なにか一種の新興宗教にも感じます。
代表の言葉にスタッフは是非もないまま、愚直に行動している様に感じます。
周りの人々から意見や顰蹙を浴びようとも、頑固にかまわぬ姿勢を貫き、強行してしまいます。

これで良いのでしょうか。
これが動物愛護を謳うボランティア活動なのでしょうか。

たしかにボランティアを行う方の中には、少し考え方の違う方や、しゃにむに進めてしまう方、意固地になられてしまう方もおられます。
犬猫が苦しんでいるのは人間のせいだから、人間は譲歩し、犬年の愛護が何よりも最優先される様なことを大言される方々もおられます。

ただ、犬と人とを天秤にかければ間違いなく人を選ぶ方が人類の大半であろうし、無理を押し通そうとしても障害やトラブルが巡ってくるのですから、対話による解決を模索し、共存の道を図るべきと思います。

それすら分からず、犬猫の為と名を打って強行する姿勢は嫌いです。
「犬猫の為」、「動物愛護」と言う看板は、はずして頂きたい。
迷惑ですから。

根本となる搬入一つを取っても、住民側とアーク・エンジェル側との食い違いがあろう訳がございません。
アーク・エンジェル側が勘違いをしているか、無理やり思い込んで強行しているかしか捉えようもありません。

酷い話です。
「愛護」、「ボランティア」の看板の力で、保健所や警察も明確な処置も出来ないようですが…

一般住民が、人獣共通感染症の恐れを持つことは当たり前のこと。
20匹の内、半数は皮膚病の疥癬(かいせん)が完治した犬と言うだけで不安が募ります。
又、説明会の際に林代表と獣医師は犬猫から感染する疥癬の原因となるダニは人間の皮膚上では3週間以上生きられないと説明したようですが、それまでは生きられるということですし、疥癬の症状も現れることは丁寧に分かりやすく伝えたのでしょうか。

アーク・エンジェルのお陰で、動物愛護を語る者たちとはそんなレベルなのかと思われてしまうと、本来の愛護が適わなくなります。

動物愛護と名乗り、自己の欲求のままに他人の迷惑を顧みず強行している痴れ者としか思えません。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
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掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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