2007年11月6日火曜日

自主的に犬を殺す期間。




中国重慶市の長寿区は12日までに、狂犬病対策を理由に、犬を飼っている特定地域の住民に対し、自分で愛犬を殺すよう命じる通告を出した。同区の住民が最近、狂犬病で死亡したための措置だという。自分で“処分”できずに当局に処分を委ねれば罰金、さらに抵抗した場合は刑事責任が追及されるため、愛犬家はこの非情通告に悲鳴をあげている。
区当局は6月10日までを「飼い主が自主的に犬を殺す期間」と規定。さらに、同日以降を「当局者による強制処分期間」としている。地元関係者によると、予防接種を受けた犬も対象という。
地元のウェブサイトには「あまりにかわいそうで殺せない。でも、いずれ見つかり、棒で殴り殺されるだろう」「誰かわが家の子犬を助けて」といった悲痛な書き込みが相次いでいる。
◆中国の狂犬病 中国では狂犬病が最も死亡例の多い感染症の一つ。衛生省によると、今年5月に国内で主な感染症で死亡した590人のうち狂犬病の死者数は201人で、エイズ、結核などを上回り1位だった。また狂犬病の感染例は、1996年には年間で159件だったのが、今年は5月だけで247件に上った。都市部でペットブームを迎える中、飼い主が予防注射を怠り、行政も適切な対策を講じなかったことが急増の原因とみられる。

(2007年6月13日06時00分 スポーツ報知) 著作権法第32条より「引用」


多摩センター動物病院の病院長が逮捕されたというニュースを今朝の日本放送「スッキリ!!」されていました。
詳細を調査中です。
命に関わるニュースとなりますので随時アップしていきます。
注目していて下さい。


あまりにも惨い…

人の命の重さは十分に承知しているつもりですが、犬だって掛け替えのない命を持っています。

狂犬病とは発病してしまうと人の命も簡単に奪う非常に恐ろしい病です。
日本での感染は半世紀以上起きていませんが、フィリピンなどで感染したお二人が帰国後発病し亡くなっております。
感染率、致死率共に高い、哺乳類や蝙蝠にかかる病です。

ただ、ワクチン接種のみで感染を防ぐことができる病気なのです。
しかも、このワクチンは安価に手に入ります。

たしかに中国での感染症での死亡率が最も高い病ならば強固な対応をしてまでも根絶させたい気持ちも理解出来ますが。
結果を求めるがあまりに、対処を間違えています。

命を守りながら、ワクチン接種を進めて病を根絶させるなどと明確な方針と計画さえあれば、WHO(世界保健機関)やODA(政府開発援助)を引き出すことも可能でしょう。
日本や欧米各国の動物愛護団体も勇んで協力するでしょうし、キャンペーンを張れば莫大な寄付金さえも集められましょう。

殺してしまえば感染しない。
そんな愚かな考えこそ根絶すべきです。

中国の該当局は何を考えているのでしょうか?
近代先進国を目指すお国の厚生省にあたるお役人が「狂犬病予防ワクチン」を接種した犬さえも殺すよう指示するとは何を考えているのでしょう。

態々、費用と手間を掛けワクチン接種した甲斐がなくなってしまいます。
そんなことならとワクチン接収する方たちが更に減ります。
中国での感染症予防は、発症した者や感染する可能性のあるものたちを皆殺しにするつもりなのでしょうか。

その上、家族同様に可愛がっている身内自身がそのワンコを殺すような命令をされるとは。

オリンピックを控え、有数の軍事国となり、悠久の歴史と数多の文化人や知識人を誇り、これからの世界のリーダーとして旗を振る国家になるべきお国なのに。

ぜひ、考えて下さい。
弱い生き物を守れない者たちは、奢り、昂ぶり、虐待やいじめに走りますよ。

どこよりも強い国より、誰からも尊敬される国になって欲しいと熱望します。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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