2007年4月2日月曜日

実験用動物の払い下げ。

自治体が収容した犬猫の動物実験への払い下げが、本年度を最後に、全国的にゼロとなることが、動物保護団体「地球生物会議」(東京都文京区)の調べで分かった。払い下げられてきた多くは、家族として飼われていたペット。これを「倫理上問題がある」として、同会議・野上ふさ子代表は、十数年間、払い下げ廃止と、動物行政の改革を訴えてきた。  (宮晶子)15年前、ある1匹の実験犬が、都内の国立病院から、野上さんらによって保護された。犬は医学実習で脊髄(せきずい)神経を切断する手術を受け、その傷口をろくに手当てされないまま2カ月も放置され、苦しんでいた。「シロ」と呼ばれたこの犬は、まだ1歳。飼い主に捨てられ、都の動物管理事務所に収容され、実験用に払い下げられたのだった。当時は、若く健康でおとなしい犬猫の多くが、医学系大学や製薬会社の実験動物に回されていた。その数は、1980年代のピーク時は、全国で年間10万匹以上と推定された。「一度人間を信頼して暮らしたペットを、実験用に回すのは倫理上、問題です。しかも、1300円という安値で払い下げられるため、数十万円以上する実験用繁殖犬より、ずさんに扱われてしまいがちです」東京新聞  2006.03.22 著作権法第32条より「引用」難しい問題です。私には結論付けなんて出来ません。犬の命を奪っていることは事実。その掛け替えのない命のおかげで新薬や新しい治療法が見つかっていることも事実。動物と人間のどちらを選択することが是となるのでしょうか…実験用の犬の代替になる物はないのでしょうか?他の生き物を代替にするわけにもいかず。このおかげで救われ中って命も助かっているのでしょうし、苦しんでいる人も救われているでしょう。家族や身近な友人などが苦しんでいるのならば否定しきれない気がします。そのような疾病に罹る可能性があるのならば治療法の確立は望んでしまいます。ワンコの生命を奪っていることを承知でも…改正動物愛護法で実験動物福祉の原則「3R」(苦痛の軽減、使用数の削減、動物以外の実験への置き換え)の理念が明記されています。文部科学省でも「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」を作成しています。愛護を謳いながら、片側では愛護センターに収容された犬たちの殺処分や実験動物・産業動物の命を奪っていることを認めざるを得ない現実が法規制を難しくしていると思っております。それでも実験が終わったら速やかに苦痛は取り除く必要はあると思います。実験でも殺処分でも最小限の苦痛にすべきと思います。経費節減のためや手間を惜しんで苦痛を放置するようなことだけはしないで!私は、快楽の為の動物の殺害は論外として、毛皮やアクセサリーなど身を飾る為だけに動物の命を奪うことは認めません。産業動物の意味も理念も納得できずにいるのですが、それでも食品として動物を殺処分することは認めてしまうのです。人間、犬、猫、鯨、ジャイアントパンダ、朱鷺、西表山猫、蛇、蛙、昆虫、ゴキブリ、牛、豚、鶏、マグロ、鯵、秋刀魚… 命に重要度の順列があるのか?命は平等なのか?奪ってしまって良い命はあるのか?僕にはわかりません。エゴを笑われ、馬鹿にされてもしょうない…ただ、提供を受ける命には何より真摯に感謝することは忘れずにいたいと誓います。HPにもお越し下さい♪  ブリーダーハウス puppy's mamahttp://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.htmlpuppy@mx3.nns.ne.jp 掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。

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