以下の件に付きましては、ワンコ達の健康に対し重大な問題です。
最新の情報・研究等で記載した内容と食い違う事がありましたら是非ご一報下さい。
急ぎ訂正・変更させて頂きます。
命に関わるケースもございますので宜しくお願い致します。
ブルセラ症(brucellosis)が発症しました。
この「ブルセラ症」とはワンコを飼育している方は覚えておかなくてはならない危険な感染症の1つです。
人畜共通感染症/zoonosisの1つ(人間に感染する病気と言うこと)で、ワンコの場合男の子には生殖器に腫れ・萎縮が現れ、女の子では不妊・流産・死産の原因となります。
又、人間に感染すると頭痛や発熱、疲労等の症状が現れ、心内膜炎を併発した場合には死亡する場合すらあると言います。
人から人への感染は無く、ワンコから人への感染は胎盤などに触れる等それほど多い事例ではないようですが、ワンコからワンコへは交尾や子宮分泌物(おりもの)や尿などから、経口感染(鼻や口からの感染)するそうです。
感染症予防ワクチンは無く、治療方法としては抗生物質を長期間投与しなければなりませんが投薬中止後細胞内に残っていた菌が再び活性化し再発する可能性が非常に高いと言われております。
これが「ブルセラ症は完治しない」と言われている言葉の意味と理解しております。
頻繁に発生する病ではないのですが、四類感染症なので発症したら直ちに保健所へ報告義務が生じます。
ある面、そこまで危険で厄介な感染病であることを意味しているのかもしれません。
具体的に誰もが一目で分かるような症状が出にくい分、感染したワンコを見逃しやすく、治療が遅れ、2次感染が生じる事態となります。
最近の国内事例としては、2003年静岡県の繁殖施設、2006年大阪府和泉市内の繁殖販売業者が有名で、感染したワンコ達は残念ながら殺処分されております。
そして今年、8月には名古屋市内のペットショップ、9月に東京五反田と埼玉県浦安にレンタルドッグのほか、ホテル、美容、ドッグラン、ドックカフェ等店舗展開をしているショップでブルセラ症の発生が確認されました。
心当たりのある方は必ず獣医師に相談して下さい。
貴方の大切なワンコがキャリアーとなってしまえば取り返しが付きません。
名古屋のケースでは、従業員2名に感染(出産時の胎盤や悪露となどの接触と考えられる)が確認されてしまいました。
レンタルドッグ店では、お客様のワンコにも被害が出たと記載がありました。
レンタルされたワンコ達は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県全域が移動対象と地域と思われます。
近隣のトリーミング室、ペットショップ、ドッグラン、ドッグカフェ、公園、ワンコ同伴可能なホームセンターなどに行ったことのある方、もしくは今からでも行く予定の方はワンコ同士の接触は十分にご注意下さい。
大きな話にならなければ良いのですが…
感染源となる犬は不潔で危険などと風評被害が起こらなければ良いのですが。
感染予防ワクチンの一刻も早い開発が待たれます。
せっかくワンコと同伴できるショップや公園、カフェなどが増えました。
このような事でお散歩が出来なくなるなんてことがありませんように。
残念ながら感染してしまったワンコ達へ幸せな便りが届くことをお祈り申し上げます。
HPにもお越し下さい♪
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp
掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。
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