2008年10月2日木曜日

安楽死率は6.92%!




引き取り手のない野良犬が80分間に1匹のペースで安楽死させられているという事実が公表された。犬の保護団体「The Dogs Trust」がまとめた『野良犬・迷い犬についての年間報告書』によれば、昨年だけでおよそ10万匹の犬が保護されたが、そのうち6,710匹は、引き取り手がなかったり、病気だったり、または獰猛すぎたりという理由で、安楽死させられたという。
「The Dogs Trust」のクラリサ・ボールドウィン最高責任者は、「野良犬・迷い犬の数は減ってはいるもののいまだに犬を使い捨て商品だと考えている人がいる」とし、「英国は犬を愛する国民性を誇り、他国よりも犬を大切にしているが、まだまだ変えなければならないことがたくさんある。犬を使い捨て感覚で飼う人がいることは衝撃的だ」と嘆いている。

JAPAN JOURNALS LTD.  2008年9/23  著作権法第32条より「引用」


動物愛護に関しては日本よりも遥かに上回ると思われる英国の話です。

2007年の保護されたワンコの数は、9万6,892頭とのこと。
殺処分された数が6,710頭。
9万0,182頭もが新しい飼い主にもらわれたり、野良犬保護施設に引き取られました。

殺処分率は、6.92%。
日本に比べ驚くほど少ない頭数です。

それでも80分に1匹が殺処分されているとニュースになり、そのことは即ち野良犬問題の告知啓蒙に繋がります。

さすが!!

ここまで違うと比較することも出来かねます。
私達動物愛護推進員や保健所関係者等は再度学び直し参考にしないとなりませんね。

更にボールドウィン氏は、「飼い主が犬を手放すのは経済的な理由からと一般的に考えられがちだが、実際は違う」と指摘されています。
又、「自分の置かれた環境にそぐわない不適切な犬や飼育がむずかしい未訓練犬を飼ったために、最終的に捨てる羽目に陥っているケースのほうが多い」と、購入者・飼育者の認識の甘さに嘆いておられます。

ここまで堂々と苦言を呈して下さる方がいると気持ち良い。

国内のペットショップやブリーダーでは幾人が、現金を握り締めて購入に来られたお客を目の前にして伝えられる言葉でしょうか。
ワンコを販売する者たちの本来の姿なのでしょうね。
私も即刻見習わないとなりません。

英国ではワンコに対しての訓練を施すことも当たり前です。
躾け、マナー、服従…
大型犬であろうとも育てやすくなります。
小型犬ですら必要なことなのです。

保護施設に収容された子で引き取り手のないワンコはどうなるのでしょうか?
これも知りたい。
十数年の寿命を持つワンコ達を相手に生涯保護し続けるのか。
そうなると収容頭数は増え続け施設も巨大なスペースを必要となります。
管理費、餌代等も莫大な経費を要します。
保護活動を行うに最も重たいことになるのではないでしょうか。

ワンコを家族の一員と考えてくださる方が増えました。
予防医学の重要さを理解され費用負担を惜しまない方が増えました。
割高になろうと栄養素の優れたドッグフードを選んでくださる方が増えました。

もう一歩です。
次の一歩を踏み出すことで日本も欧米の動物愛護環境に近づきます。

まずは虐待や冷遇飼育に対して恥ずかしい行為であることを認識したいですね。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
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掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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