2008年10月29日水曜日

遺伝性疾患に付いて


伝性疾患について。

父母、祖父母、総祖父母…
受け継がれる血統は尊く、延々と先祖から続いた遺伝によって誕生した訳ですからブリーディングを考えるに当たり最も重要視すべき事柄と言えるでしょう。

ブリーディングを行うには数多くの成すべき事柄があり、持つべきポリシーがあり、学ぶべき事項があり、守るべき約束事があることは十分承知した上で敢えて問います。
ブリーダーとは、何を最も重んじるべきと考えますか?
・レベル(スタンダードに沿った犬質)の向上を目指す。
・純血種の維持。(mix犬は作らない)
・新しい犬種の創造。(上記と反しますが)
・その他。

私が最も重んじるべきと考えることは、健康な種を産み育ませることと考えております。
可能な限り頑健で長命な個体を作り上げることです。
出来ることならば犬種を変えることなく。

それには、まず遺伝性疾患を排除することだと思っております。
管理と検査をしっかりと行うだけで主要な遺伝性疾患を無くす事が可能だと確信しているからです。

遺伝性疾患とは、遺伝子変異(何らかの原因によって遺伝子が変化してしまうこと)によって発症する病のことです。
単一遺伝子病(1つの遺伝子変異による)、ミトコンドリア遺伝病(母性遺伝病)、多因子遺伝性疾患(複数の遺伝子や環境による原因)、染色体異常症(染色体の数や変化による原因)等に分れます。
又、親(先祖)の持っている遺伝子の変異や染色体の異常が全ての発症原因ではなく、成長する過程(精子や卵子の発生から受精、成長による細胞の増加等)に於いて遺伝子や染色体に異常が起こり発生し病気が発症するケースもあります。

私が無くすべきと考える遺伝性疾患は親(先祖)が持っており、遺伝として子々孫々に受け継がれる可能性の高い、疾病を引き起こす遺伝子のことを意味します。

犬には約400以上(人間で4,000種以上)の遺伝性疾患の種類が有るそうですが、近年広く知られ研究が成されているものに膝蓋骨脱臼、股関節形成不全(Canine Hip Dysplasia CHD)、肘関節形成不全(Elbow Dysplasia)、セロイドリポフスチン(CL)症、進行性網膜萎縮(Generalised Progressive Retinal Atrophy GPRA)、コリー眼異常(CEA)、甲状腺機能低下症、脂腺炎、癲癇(Epilepsy)、遺伝性皮脂腺炎(SA)、巨大食道症、フォンウィルブラント病(vWD)、レッグペルテス病、遺伝性の心臓病、難聴、視覚障害等があります。

日本でも「特定非営利活動法人日本動物遺伝病ネットワーク」が発足し、「膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、肘関節形成不全」に関しては診断・登録をされております。

犬は他の種族に比べ人の手であろうとも多くの犬種(セントバーナード、柴犬、チワワ、ダックスフンド、チャイニーズクレステッド…)に分れております。
これはブリーダーが各犬種の優れた点を伸ばそうと、優勢な子を選択し、近親交配等により血統の固定化を進めた結果です。
先人達の努力により、他の動物にはない程多岐に渡る品種が増えました。
しかしながら近親同士を交配に使うなど品種の固定化の為に少ない血統により繁殖を繰り返した結果、犬種特有(先祖が持っていた遺伝性疾患)の遺伝性疾患が蔓延することにもなりました。

一例として、先年日本ではラブラドールレトリバーが大流行し飼育頭数が増えました。
ラブラドールレトリバーと名乗るワンコならば高額で取引された結果、遺伝性疾患を持つ親犬までもが輸入され、それから遺伝性疾患が広まってしまったと考えられます。

この数年間で国内にも遺伝性疾患(特に股関節形成不全、肘関節形成不全、PRA等)に関して注目する方々も増えました。
何の咎もないワンコが突如歩行に困難を生じたり、目が見えなくなってしまうのですから愛犬家にとっては青天の霹靂。
しかも現在でも根本的な治療は難しい…

ただし、遺伝性疾患は防ぐ事が至極簡単です。
遺伝性疾患を持った親犬をブリーディングに使わなければ良いだけの話なのですから。
ある種の遺伝性疾患であるなら国内外の検査機関で比較的容易に調べることも可能です。
血統の登録が成され一部ですが遺伝性疾患の血統が分かる機関もございます。
万一、ブリーディングの結果遺伝性疾患と分かる仔犬が産まれてしまったらその血統はブリーディングから排除すれば良いだけのことです。

私個人の意見ですが、ダップル班(ダックスフンドやシェットランドシープドッグ等にあるコートカラーの一種)やパイボールド(ダルメシアンやダックスフンド等にあるコートカラーの一種)はブリーディングに使うべきではないと考えております。
そうなりますと、ダルメシアンは犬種として絶滅してしまうことやダップル/ブルーマールの美しいコートカラーを見る事が出来なくなることも承知しています。
ただ、ダップルやパイボールドに高い可能性で発生する難聴・盲目を伴う視聴覚障害、内臓疾患等の遺伝性疾患を見逃すことは人間のエゴと認識するからです。

パグ脳炎も治療法のない悲惨な病として、遺伝性疾患の可能性も有りますので、発症した血統は全てブリーディングラインから外すべきと信じております。

ところが、大枚を払い購入したドッグショーなどで上位入賞を狙える質の高い種牡(交配を担当させる牡犬の別称)や台牝(出産を任せる牝犬の別称)に、この様に遺伝性疾患が現れたとしても致死遺伝子や表だった奇形が産まれる訳でもないとの言い訳を点けて繁殖に使ってしまうブリーダーが多くおります。

知識も無く、もしくは我が家の子は大丈夫だろうと安易に考え繁殖に使った結果、子々孫々まで伝わってしまう可能性の高い遺伝性疾患を広げてしまうことは、ブリーダーとしての罪であると私は思います。

かくいう私もお恥ずかしながら遺伝性疾患について大部分を承知しておりません。
どの様な病名で、いかなる症状が現れ、どの様になるのか。
治療法は如何に…

ブリーダーを勤めていく限りは、知識を増やし、排除すべき遺伝性疾患を理解するつもりです。
持っている知識を伝える為に告知・啓蒙し、少しでも多くのブリーダーに理解してもらえるよう努力を怠らぬつもりです。

遺伝性疾患を持つ子を差別し排除するなどとは毛頭考えておりません。
遺伝性疾患は感染する病気ではありません。
今ある命は大切にするべきです。

ただ、遺伝性疾患の遺伝子を持つ子は赤ちゃんを作ってはいけないと論じているのです。
しかしこれば、優生思想と呼ばれる「障害の有無や人種等を基準に人の優劣を定め、優秀な者にのみ存在価値を認める」とする優生学と通じるところも廃しきれぬところもあります。

命を作り出すブリーダーとしては、第三者との意見が違うことを承知しながらも、独善的であろうと自己の信じる考え方を全うする強いポリシーも必要な気が致します。

掛け替えのない命を紡ぐ仕事をしているのですから。

※社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)では所有者(ワンコのオーナー)希望にて、特定非営利活動法人日本動物遺伝病ネットワーク (JAHD)による股関節形成不全症/HD(2006年4月~)と肘関節異形成症/ED(2006年7月~)の評価結果を血統証明書に記載しています。

極近親{親子・兄妹姉弟(異父・異母を含む)}繁殖はJKCの「許可制」となっており、許可がないブリーディングを行った場合は血統書の発効が認められません。
 近親交配は優れた犬質を維持・継続させる為に行うのですが、奇形児が生まれやすく、骨格や身体が小さくなったり、遺伝性疾患、欠歯、内臓疾患、陰睾丸等が発生しやすくなる近親交配を行うべきではないと考えます。

又、遺伝学的に解明されていないはずですが、JKCでも「臆病及び獰猛な性格を有する犬の子犬は性格が親犬に似るので注意が必要です。性格は非常に遺伝力が強く出現します。」と穏やかでない性格の親からのブリーディングは慎むよう言われております。
私達も実経験から、仔犬は特に母犬の性格を受け継ぎやすいと感じております。

2008年10月24日金曜日

15匹の捨てチワワ!


東京都八王子市で9~12日に、捨てられたとみられるチワワ計15匹が相次いで保護されていたことが分かった。見つかった場所は、長房町や城山手など市中央部の半径約2キロの範囲に集中している。市保健所などは、ブリーダーかペット販売業者が捨てた可能性が高いとみている。
市保健所によると、9日朝に長房町の住民から「道路にチワワがたくさんいる」と連絡があり、駆けつけた職員が6匹を保護した。その後も12日までに長房町や隣接する城山手などで計9匹を保護。うち5匹は住民が引き取って飼っている。

10月23日11時29分配信  毎日新聞  著作権法第32条より「引用」


なんと…
呆れるやら、情けないやら。

事情も知らずに一方的に文句を述べることは好きでは無いのですが。
バカタレは、この世でも存在している様子です。

動物愛管法により、ワンコを遺棄すると罪は重くなったのですが。
どんなに罰せられようが、どんなに告知啓蒙を行おうが、このような輩は聞く耳も持たず罪を重ねるだけでしょう。

遺棄を躊躇するくらいならば、解決方法はいくらでもあるのですから。

チワワ達の年齢は3~5歳と推定されるそうです。
性別は記載されていません。

私が考えるところ、
・一般の愛犬家の放置ではないでしょう。(15匹と多いことから)
・販売を目的としたペットショップでもないと考えます。(価格を下げれば販売できる年齢です)
・良識あるブリーダーでもないと思います。(販売目的ならこの年齢まで残す訳ないですし、残すならば繁殖犬にします)

・いい加減な繁殖屋もしくは素人繁殖家と考えます。

ワンコ達の居住スペースが無くなってしまったり、繁殖を辞めるに際し、邪魔になって遺棄を考えた結果である思います。
さすがに殺すには忍びなく保健所に持ち込めなかったのでしょう。

、、、で遺棄放置です。

交通事故や烏、野犬等に襲われることを考えなかったのでしょうか。

愛犬の第二の人生に付いてどの様な方法があるかを記します。

「なにがあろうとも絶対に離さない」と決ていようと将来が分からないのも人生ですから。

インターネットで「里親募集」等検索して下さい。
思った以上に多くのサイトがございます。
育てられなくなったワンコの委託が可能です。

里親を見つけて下さる動物愛護団体もあります。
インターネットや保健所、動物愛護センター等へお問合せ下さい。

新聞、雑誌、タウン誌等の投稿欄で、犬猫の里親募集を掲載下さるページがあります。
存外多くございますのでお調べ下さい。

純血種、小型犬、3歳程度までならば、早い段階で飼育希望者が簡単に見つかるでしょう。
その他の子であろうとも、心配する程のことも無く見つかると思っております。

だから、、、

簡単に捨てたり、殺処分にするようなことは止めましょう。

ワンコを好きだから飼育も始めたのですよね。
そのお気持ちを忘れずに。

ちなみに遺棄されていたチワワ達には虐待された跡や衰弱した様子も無いとのことです。
ほらね。
それなりに大切にしていたんだろうから!


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月21日火曜日

ブルセラが広がると。



レンタル犬サービス会社「ジャネット」(東京都品川区)の所有する18頭がイヌブルセラ症に集団感染した問題で、ドッグカフェやドッグラン、ペットホテルなど同社施設を利用した飼い犬数頭からも疑陽性の反応が出たことが分かった。陽性かどうかは再検査を要するが、関係者はペットを巡る新ビジネスを介した感染の広がりに不安を募らせている。

浦安店を利用していた女性(36)は「他の犬と交流できるのでよく行った。私の飼い犬は陰性だったが、感染防止策も確立されておらず、素直に喜べない」と不安を口にする。
集団発生した原因も特定できず、荒木学社長は陽性が出た犬の隔離場所も確保できずに苦慮している。「症状が分かりづらいので知らずにまん延しているかもしれない。同じ悲劇を起こさないためにも、行政には犬の抗体検査を義務付けてほしい」と訴えている。

10月21日2時31分配信 毎日新聞  著作権法第32条より「引用」


ワンコ達の健康に対し重大な問題です。
最新の情報・研究等で記載した内容と食い違う事がありましたら是非ご一報下さい。
急ぎ訂正・変更させて頂きます。
命に関わるケースもございますので宜しくお願い致します。

ブルセラ症の続報です。
ワンコに対し極めて深刻な感染症でありますので、「ブルセラ症」に関しましては今後も継続してコメントをお送りします。

再確認となりますが、ブルセラ症は人から人へ感染することは無く、犬から人への感染例は99年以降9例しか報告されておりません。
犬から人への感染は出産時の汚物などからによるもので感染力は弱いと言われております。

陽性と確定されるには再検査が必要となりますが、いよいよお客さんのワンコからも擬陽性の反応が出てしまいました。
心配される様に被害が拡大されてきました。

更なる感染の広がりがないことを祈ります。

大事にしているワンコだからこそ、態々時間と費用を費やしてドッグランやカフェなどに連れて行ったのに。
この子の為と行った行為が、この子の将来に影を指してしまったオーナーさんの思いは想像を絶するでしょう。
お気の毒で…

目に見えぬウイルスによるもの。
しかも、国内で流行っている訳でもないブルセラ症の予防対策なんて誰がしていましょうか。
感染予防ワクチンすらないのですから。

ジャネットさんでは所有する59頭のうち18頭が陽性で、38頭が疑陽性と判明したようです。
2007年に大阪府の繁殖販売業者で発症した際は、100頭以上が薬殺処分となり大きな問題となりました。

感染が疑われるワンコ、ジャネットさんのワンコと接触した可能性のあるワンコの飼育者は獣医に相談して下さい。
ワンコの飼育者として感染源になってはいけませんから!

とは言え、ワンコの携わる業界のものとして逃げ口上も出来ません。

私からの提案です…

残念ですが、しばらくの間不特定多数のワンコと接触しないようにして下さい。
公園や河川等のお散歩、ドッグラン、ドッグカフェ、ドッグショー、イベントなどが考えられます。
美容室など行かなくてはならない場合は、衛生管理に気遣ってもらうとともに他所のワンコとの接触は避けるよう依頼して下さい。

せっかく近年築かれてきたワンコを巡る社会感まで一変してしまいそうです。

ワンコと同伴可能な食事処や宿、土産物屋まで確認してからでないと旅行にすら行かない方も増えております。

パートナーとして外出先まで常に共にしていたワンコ達なのに、室内のみが居住世界になってしまいます。

篭の中の鳥であろうが寿命を全うするまで生きられる事が幸せなのか、感染の恐れもありましょうが自由に幸せに飼い主と共に生きることを選ばせるのか。

私には決めかねます。

立場でものを申せば、外出は控えなさいと。
実際に我が家のワンコ達にはお散歩を中止なんていえません。

飼育責任として、飼い主である貴方が決めることなのです。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月20日月曜日

タンタン、たぬき♪



田辺市とその周辺で捕獲された特定外来生物アライグマの約半数が、過去に致死率の高い感染症を引き起こすイヌジステンパーウイルス(CDV)に感染していたことが、山口大学農学部獣医微生物学教室の前田健准教授(40)らの調査で分かった。旧田辺市内では60・3%という高い確率で感染していた。前田准教授は「予想以上に野生動物にCDVがまん延している」と話している。

2008年10月14日17時10分配信  紀伊民報  著作権法第32条より「引用」   


外来生物の感染病だからと安心できません。
アライグマやタヌキの話だからと放って置けません。

アライグマが感染源となって、お宅の大切なワンコに犬ジステンパーが移る可能性があるのです。
ワンコ以外には、フェレット、ネコ科、イタチ科、アライグマ科、スカンク科、アザラシ科、ジャコウネコ科等の食肉目の動物に感染の事例があります。
フェレットの飼育者は、犬用のジステンパー感染予防ワクチンの接種が当たり前になっています。

犬ジステンパーウイルスは、鼻水、唾液、ウンチ等の飛沫・接触により感染する死亡率が90%を超えると言われる恐ろしい感染症です。
発症すれば、目ヤニ、鼻水、発熱、食欲低下、咳等を起こし、痙攣発作や腰が抜けて歩けなくなる神経症が表れ、悪化すると命が奪われます。
仔犬時に2~3回程度、その後は年1回(獣医師により回数は変わります)接種する感染予防ワクチンの効果が高い(100%効果が有る訳ではありません)のですが、予防ワクチンの接種を怠ること=死を意味するほど感染力が強く、致死率の高い伝染病となります。

覚えておいて欲しいこととして、犬ジステンパーウイルスは人間へ感染しません。
無用な危機感を感じる必要は皆無です。

又、猫ジステンパーといわれる「猫汎白血球減少症」は犬ジステンパーとは違う病気ですから別にお考え下さい。

人家の近くに生息する野生生物に犬ジステンパーウイルスが流行しているということは、感染源となる病原体が身近な場所を自由に闊歩しているということ。

感染症予防ワクチンの接種をしていないワンコは勿論、接種しているワンコ達もしっかりした抗体を得られていなければ感染の可能性が高くなります。

大切な我が家の子の生命を脅かす病が極近い場所にある…
お散歩の時や周りのお友達ワンコから感染する危険性も高くなる…

十分注意し情報を収集する必要があります。

とにかく犬ジステンパー感染予防ワクチンの接種は必ずおこなって下さい。
貴方のワンコの命を守ることとして当然ですが、感染源となって仲間のワンコに病を移してしまうことも防げますし、野生の生き物を守ることにもなります。

全てのワンコが接種できればウイルスの根絶だって不可能ではありません。
狂犬病と同様に島国である日本が清浄国になることは難しいことでは無いのです。

お知り合いのお宅で無接種ワンコがおりましたら、是非飼い主さんにこの恐ろしさを告知啓蒙頂ければ幸いです。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月15日水曜日

ブルセラ♪



小・中型犬を有料で貸し出すレンタル犬サービス会社「ジャネット」(東京都品川区)の所有する18頭が、人や家畜にも感染する「イヌブルセラ症」に集団感染したことが分かった。人への感染は現在のところ、確認されていないという。
ジャネットの説明によると、五反田(品川区)と浦安(千葉県浦安市)の両店で所有する計59頭のうち、2日に18頭が陽性、3頭が陰性、38頭が再検査を要する疑陽性と判明したという。9月に交配した1頭が、ブルセラ症の典型的症状である流産をしたため、全頭検査をしていた。
この結果を受け、同社は両店を閉鎖し、3日に保健所や都動物愛護相談センターに報告した。感染犬の尿や汚物に触ると感染することがあるが、通常の生活では人への感染はまれだという。

10月15日2時33分配信 毎日新聞  著作権法第32条より「引用」


ワンコ達の健康に対し重大な問題です。
最新の情報・研究等で記載した内容と食い違う事がありましたら是非ご一報下さい。
急ぎ訂正・変更させて頂きます。
命に関わるケースもございますので宜しくお願い致します。

昨日の記事(ブルセラ症に付いて)の続きとなります。

再確認します。
人への感染は胎盤などに触れる等ある条件下に於いてであり感染力も強いものではないとのことです。
ワンコへ感染した場合でも、死を伴うケースはまずなく、治療を行うことにより病を抑えることも可能です。
*詳細に付いては必ず専門家に従うなどまず知識を持って下さい。

昨日までは店名や詳細に付いては広く新聞、web等で公にされておりませんでした。
これは無用な風評被害や知識不足からのパニックを防ぐ為の処置として賛成出来ます。

同じブルセラ症が発症しにも拘らず名古屋の場合は店名等オープンにされず、こちらは新聞・webで店名から社長名まで開示されてしまったことに付いては問題もありましょうが…

ショップの社長さんが開いているblogで情報を発信しています。
店側としても青天の霹靂。
パニックを起こしながらも出来るだけ早期に対応し、2次被害を防ぎ、今後の対応を考えようとする姿勢が見受けられます。
突如のことながら一生懸命対応しているのでしょう。

該当ショップに関係するワンコに触れた可能性があるワンコは万一を考え獣医師に相談した方が良いかもしれません。
レンタルドッグに関しては東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県全域が移動範囲として考えられるとショップのblogに掲載されておりました。

今まで多くの発症事例では、隔離された繁殖施設での発生であり簡単に外部に広がる恐れも少なかったのですが、今回はレンタルドッグとして広域に連れ出されたり、ショップやドッグランに一般の不特定なワンコが出入りしたことによる感染の広がりが最も危惧されます。

見えないウイルスによる感染は本当に恐ろしい…

ユーザーさんからは、怪しいと感じた時点からの対応が遅いとか、補償問題とか、今後の対応はいかにするのかとか、店側と連絡がとりにくいとか…
クレームが悲鳴の如く聞こえてきます。

愛するご自身のワンコが、ワンコの為に大切なお金を出して時間を費やし遊びに連れて行ったのに、その為に病に掛かったなんて…
悲しく、情けなく、切ないお気持ちをお察し致します。

店長さんもワンコでビジネスを起こした限り、責任もありますし、ある程度の覚悟があったのでしょうが。
正直、ブルセラ症の対策を真摯に考えている動物取扱業者なんて国内に何人いるのでしょうか。

完璧な予防法もなければ、完治させる治療法もないのです。

考えなければいけないことも分かりますが、そこまで真摯に考えるのならば、

ペットショップではワンコの同伴は禁止!
ドッグカフェ、ドッグランは営業禁止!
ブリーダーには見学禁止!
トリーミングやホテルは消毒などの衛生管理を完璧にしなくてはなりませんから、その費用も対価に含まれるとなると価格は数倍から十数倍まで上がることになるでしょう。

一般の飼育者も感染被害を防ぐ意味や、感染源とならぬ為に、

ワンコの外出は原則禁止!
飼育者は他所のワンコを一切触れぬこと!
公園やお散歩など論外!

日本のワンコとの生活は一変してしまいます。
せっかく社会に認められ、徐々にであろうとワンコの権利や立場が認められ始めているのに。

不幸にも感染してしまったワンコ達の今後の運命も気になります。

ある動物愛護団体が現れ、殺処分云々、感染犬の移送・管理云々いらぬ諍いがないことも祈りたいと思います。
ワンコが人間に害成す生き物になって欲しくありませんから。

正直、私にも解決策など答えられません。
不特定なワンコとは接触せず、もう少し小まめに衛生管理をする程度しか。
今更お散歩に行くことを止められませんし、ドッグショーなどでは他所のワンコとも触れなければなりません。
あとは神様に祈るだけ。

是非、海外事情に詳しい方に各国のブルセラ症に対する対策や考え方を教えて頂きたいと願います。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月14日火曜日

犬の飼育者は必読(ブルセラ症)。




以下の件に付きましては、ワンコ達の健康に対し重大な問題です。
最新の情報・研究等で記載した内容と食い違う事がありましたら是非ご一報下さい。
急ぎ訂正・変更させて頂きます。
命に関わるケースもございますので宜しくお願い致します。

ブルセラ症(brucellosis)が発症しました。

この「ブルセラ症」とはワンコを飼育している方は覚えておかなくてはならない危険な感染症の1つです。

人畜共通感染症/zoonosisの1つ(人間に感染する病気と言うこと)で、ワンコの場合男の子には生殖器に腫れ・萎縮が現れ、女の子では不妊・流産・死産の原因となります。
又、人間に感染すると頭痛や発熱、疲労等の症状が現れ、心内膜炎を併発した場合には死亡する場合すらあると言います。

人から人への感染は無く、ワンコから人への感染は胎盤などに触れる等それほど多い事例ではないようですが、ワンコからワンコへは交尾や子宮分泌物(おりもの)や尿などから、経口感染(鼻や口からの感染)するそうです。

感染症予防ワクチンは無く、治療方法としては抗生物質を長期間投与しなければなりませんが投薬中止後細胞内に残っていた菌が再び活性化し再発する可能性が非常に高いと言われております。
これが「ブルセラ症は完治しない」と言われている言葉の意味と理解しております。

頻繁に発生する病ではないのですが、四類感染症なので発症したら直ちに保健所へ報告義務が生じます。
ある面、そこまで危険で厄介な感染病であることを意味しているのかもしれません。

具体的に誰もが一目で分かるような症状が出にくい分、感染したワンコを見逃しやすく、治療が遅れ、2次感染が生じる事態となります。

最近の国内事例としては、2003年静岡県の繁殖施設、2006年大阪府和泉市内の繁殖販売業者が有名で、感染したワンコ達は残念ながら殺処分されております。

そして今年、8月には名古屋市内のペットショップ、9月に東京五反田と埼玉県浦安にレンタルドッグのほか、ホテル、美容、ドッグラン、ドックカフェ等店舗展開をしているショップでブルセラ症の発生が確認されました。

心当たりのある方は必ず獣医師に相談して下さい。
貴方の大切なワンコがキャリアーとなってしまえば取り返しが付きません。

名古屋のケースでは、従業員2名に感染(出産時の胎盤や悪露となどの接触と考えられる)が確認されてしまいました。

レンタルドッグ店では、お客様のワンコにも被害が出たと記載がありました。
レンタルされたワンコ達は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県全域が移動対象と地域と思われます。
近隣のトリーミング室、ペットショップ、ドッグラン、ドッグカフェ、公園、ワンコ同伴可能なホームセンターなどに行ったことのある方、もしくは今からでも行く予定の方はワンコ同士の接触は十分にご注意下さい。

大きな話にならなければ良いのですが…
感染源となる犬は不潔で危険などと風評被害が起こらなければ良いのですが。

感染予防ワクチンの一刻も早い開発が待たれます。

せっかくワンコと同伴できるショップや公園、カフェなどが増えました。
このような事でお散歩が出来なくなるなんてことがありませんように。

残念ながら感染してしまったワンコ達へ幸せな便りが届くことをお祈り申し上げます。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月8日水曜日

鮫に丸呑み。




男性が犬に日課の海水浴をさせていたところ、突然、体長1.5メートルのサメが浮かび上がり、愛犬がほとんど丸のみ状態に。
男性は大声を上げ頭から海に飛び込み、サメの背中を殴りつけると、サメはくわえた犬を放したという。犬は、かみ傷を負ったものの命に別条はなく回復に向かっている。(AP)

ZAKZAK 2008/10/02 著作権法第32条より「引用」


アメリカはフロリダ州マリーナでのお話です。

毎日楽しんでいる遊泳中にサメにガブリ!!

ワンコは写真でしか見ていませんがジャックラッセルテリアと思われます。
元気者でワンパク・お転婆な子が多い犬種です。

お散歩代わりに海水浴を楽しむということ自体羨ましさを覚えてしまいます。

それでもさすが、JAWS!のお国。
ビーチにもサメが出没しているのですね。
子供相手に襲い掛かることなんてないのでしょうか。
危ない~

飼い主さんも勇猛です。
とっさの判断だったのでしょうが、サメに殴りかかり…

弱肉強食の世界。
サメとしては珍しい獲物をハンティングできたと思ったら、突如人間に襲われ獲物を逃がしてしまいました。
サメも驚愕したことでしょうね。

…。

う゛っっっ。
コメントに詰まります。

まあ、日本ではワンコを遊泳させる方も少ないでしょうが精々お気をつけ下さいね。
小型犬のサイズですとサメなどが捕獲対照とするに良い大きさですから。

サメにワンコが襲われることも稀でしょうし、そのまま海に引きずりこまれなかったことも幸いだったのですし、サメに殴りかかる飼い主さんも多くないと思いますが、「良い子の皆さんは真似をしないでね」

ワンコの命が無事であることも幸いでした。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月7日火曜日

オモチャで命を奪われる。




ペットが夜間など診療時間外に動物病院に運び込まれるのは、異物を誤って飲み込んだケースが最も多いことがペット保険会社アニコム損害保険(東京都新宿区)の調査で27日、分かった。
同社によると、時間外通院理由として、異物の誤飲や誤食が13・9%と最多で、以下嘔吐(おうと)5・4%、下痢3・7%、骨折3・5%と続いた。
飲み込むのは小さなおもちゃやぬいぐるみ、たばこなどが多く、同社は「ペットの周囲に原因となりそうな物を置かないことや、救急対応が可能な動物病院の把握、応急手当ての知識を身につけることが重要」と呼び掛けている。

SANKEI DIGITAL INC. 09/28 14:03更新 著作権法第32条より「引用」


気をつけて!!

実は身近にあって大変危険なことなのです。

キッチンに転がっている玉葱などのネギ類、観葉植物のある種、キシリトールやチョコレート、電気コードをかじったり、フローリングで滑る、ソファーから飛び降りて…
ご家庭の中でも危険がいっぱい。

実際に獣医師に掛かる時間外通院(緊急を要する事故・病気が大半を占めるでしょう)を調べたところ、なんと「誤飲」がTOPとなりました。

リアルな数字です。
これを見て我が家の危険を見直せばよいのです。

ワンコはいつもお暇です。
お留守居番の時も、飼い主さんが忙しい時も1人で待っていなければなりません。
ご本を読むでもなく、TVを楽しむでもなく、転寝をするか、誰かが遊んでくれるのをひたすら待っている状態です。
ふと考えると十数時間も退屈なのかもしれません。

つまらない。
この暇な時間を何して潰そうかな。

おもちゃ、洋服のボタン、飴玉…

一口が飲み込めることの出来る大きさ。

タイミングが悪いと気管を塞ぎ息が出来なくなります。
胃や腸の奥で詰まってしまい閉塞を起こしてしまいます。

犬専用のオモチャだからといって安心は出来ません。
噛むとピーピー鳴るゴム製のオモチャですが、ピーピー鳴る笛の部分が外れると誤飲の原因ともなります。

ワンコのガムでも、1口サイズになってしまうとやはり誤飲してしまう場合があります。

ヌイグルミの目がプラスチックになっているものがありますが、これも遊んでいるうちに外れてしまい誤飲の元となるケースもあります。

タバコなんて論外。
ニコチンは非常に危険な毒物となり、たった1本がワンコにとっては命取りにもなりえます。

緊急手術を要する場合、治療費が30万~40万円ほど掛かるケースもあるそうです。

お気をつけて。

楽しいオモチャが大切なワンコの命を奪う道具になるなんて有りえませんから。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月6日月曜日

プロのブリーダーも失敗、失敗…



昨日(10/5)、私たちが公開しているホームページ「Dog breede・Puppy's mama」 http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html へお越し下さった訪問者が2割程度増えました。

本来ですと、ありがたく感謝すべき話ですが…

訪問履歴を調査したところ、mixiに掲載された記事(下記)よりリンクされた結果でした。

 プロのブリーダーだって失敗.失敗…素人の交配がどれほど危険であるか…
 こんなの↓見て、意味を理解できる??
 http://www2.bbweb-arena.com/puppy/myweb121_047.htm


mixiの記事を集約すると、BS朝日(朝日放送系BSデジタル放送)で2008年10月17日(金)夜10時より放送開始日される「愛のワンニャン大作戦」の内容に反対であると言うこと。

番組コーナーは以下のように4つ紹介されております。
1.「愛のワンニャン大作戦(お見合い)」
  最高のお相手を求めてお見合い!
  愛する赤ちゃんを見る日は来るのでしょうか!?
2.出没!愛の2S(ツーショット)
  飼い主とワンちゃん・猫ちゃんとの2ショット写真をパチっ!!
3.今週のはじめまして
  生まれて間もないワンニャンの赤ちゃん映像でたっぷり癒されましょう。
4.今週の着信館
  携帯電話でワンちゃん・猫ちゃんの画像投稿コーナー

問題は、メイン企画である「愛のワンニャン大作戦(お見合い)」のコーナー内容だそうです。
両家のあいさつ、ペット同士の2ショットタイムなどお見合いの様子を紹介します。
番組コンセプトの「自分の子供とも言える愛犬愛猫の子供を見たい」に対し、「繁殖を是認」「素人繁殖の危険性」「mix犬の肯定」を反対している様に私は捉えました。

考え方は人それぞれです。
とくに動物愛護に関しては、過激な言語を発する団体もあれば、違法行動さえも肯定する団体もあり統一見解などはございません。

それでも私は「グリーンピース」「シーシェパード」等の過激な環境テロ(エコ・テロリスト)や「アークエンジェルズ」の活動内容は嫌いです。

当然、私なりの意見・言葉も持っておるつもりです。
ただ、意見の違う方々に説法し私なりの意見に合わせようとも思っておりません。

この場で、私なりの「動物愛護」に付いては文言を避けます。
お気になる方は過去の掲載記事を読んでください。

動物愛護推進員と致しましても「動物虐待の防止」「狂犬病予防ワクチンの接種」「避妊・去勢の勧め」「捨て犬・捨て猫の撲滅」など纏まった見解などは極少数しかありません。
意見の一致を見るために時間を掛け討論するよりも、世間一般的に認められた問題を1つでも解決しようと言うスタンスです。

去年のこと、関西のTV局よりブリーダーに付いて話を番組内で聞きたいと出演要請がありました。
多くのワンコを抱えている身で関西まで行く訳にもいかず電話でのトークと言う形で進んでいたのですが。
ブリーダーに対して是非が分かれており、反対意見も多いので…
結局のところ収録自体流れてしまいました。

放送局を含めた世間一般を見ていると、昨今愛玩動物に関する扱いにナーバスになり過ぎている嫌いを感じております。
それだけ動物愛護に付いて真剣に考えてくれていることを喜ぶべきなのでしょうか…
動物愛護後進国からの脱却中であるので議論百出も当たり前のことと見るべきなのか。

それにしても、

>プロのブリーダーだって失敗.失敗…素人の交配がどれほど危険であるか…
>こんなの↓見て、意味を理解できる??


コメント付けてリンクって…

動物愛護も重要ですが、人としてせめてリンク先の私に一言話しがあっても良いと思いますよ。

「プロのブリーダーも失敗、失敗…」って、私のhpにブリーディングを失敗したなんて全く書いてありません。
これを見る限り私が繁殖を失敗したように捉えられます。
命を扱っている者に対して無礼です。
我が家から嫁がせた子達に失礼です。
言葉の綾かも知れませんが、勝手にリンク付けられ吐かれる言葉ではないと思います。

「こんなの↓見て、意味を理解できる?? 」、、、
ごめんなさい。
簡単にしたつもりだったのですが…
確かにメンデルの法則は知らないと理解できないかも。
そもそも繁殖を考えない方を対照に書いた訳でなく、それなりに知識を持つブリーダー相手の文。
万人に分かってもらおうと書いた訳でなく、興味のある方へのコメントです。
そんなことも分からずに私のhpを引き合いに出さないで下さい。

hpの写真・コメントの2次利用はご自由にとしておりますが、このようなことをされてしまうと考え直しそうです。

「愛護」を「愛誤」していませんか?


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月2日木曜日

安楽死率は6.92%!




引き取り手のない野良犬が80分間に1匹のペースで安楽死させられているという事実が公表された。犬の保護団体「The Dogs Trust」がまとめた『野良犬・迷い犬についての年間報告書』によれば、昨年だけでおよそ10万匹の犬が保護されたが、そのうち6,710匹は、引き取り手がなかったり、病気だったり、または獰猛すぎたりという理由で、安楽死させられたという。
「The Dogs Trust」のクラリサ・ボールドウィン最高責任者は、「野良犬・迷い犬の数は減ってはいるもののいまだに犬を使い捨て商品だと考えている人がいる」とし、「英国は犬を愛する国民性を誇り、他国よりも犬を大切にしているが、まだまだ変えなければならないことがたくさんある。犬を使い捨て感覚で飼う人がいることは衝撃的だ」と嘆いている。

JAPAN JOURNALS LTD.  2008年9/23  著作権法第32条より「引用」


動物愛護に関しては日本よりも遥かに上回ると思われる英国の話です。

2007年の保護されたワンコの数は、9万6,892頭とのこと。
殺処分された数が6,710頭。
9万0,182頭もが新しい飼い主にもらわれたり、野良犬保護施設に引き取られました。

殺処分率は、6.92%。
日本に比べ驚くほど少ない頭数です。

それでも80分に1匹が殺処分されているとニュースになり、そのことは即ち野良犬問題の告知啓蒙に繋がります。

さすが!!

ここまで違うと比較することも出来かねます。
私達動物愛護推進員や保健所関係者等は再度学び直し参考にしないとなりませんね。

更にボールドウィン氏は、「飼い主が犬を手放すのは経済的な理由からと一般的に考えられがちだが、実際は違う」と指摘されています。
又、「自分の置かれた環境にそぐわない不適切な犬や飼育がむずかしい未訓練犬を飼ったために、最終的に捨てる羽目に陥っているケースのほうが多い」と、購入者・飼育者の認識の甘さに嘆いておられます。

ここまで堂々と苦言を呈して下さる方がいると気持ち良い。

国内のペットショップやブリーダーでは幾人が、現金を握り締めて購入に来られたお客を目の前にして伝えられる言葉でしょうか。
ワンコを販売する者たちの本来の姿なのでしょうね。
私も即刻見習わないとなりません。

英国ではワンコに対しての訓練を施すことも当たり前です。
躾け、マナー、服従…
大型犬であろうとも育てやすくなります。
小型犬ですら必要なことなのです。

保護施設に収容された子で引き取り手のないワンコはどうなるのでしょうか?
これも知りたい。
十数年の寿命を持つワンコ達を相手に生涯保護し続けるのか。
そうなると収容頭数は増え続け施設も巨大なスペースを必要となります。
管理費、餌代等も莫大な経費を要します。
保護活動を行うに最も重たいことになるのではないでしょうか。

ワンコを家族の一員と考えてくださる方が増えました。
予防医学の重要さを理解され費用負担を惜しまない方が増えました。
割高になろうと栄養素の優れたドッグフードを選んでくださる方が増えました。

もう一歩です。
次の一歩を踏み出すことで日本も欧米の動物愛護環境に近づきます。

まずは虐待や冷遇飼育に対して恥ずかしい行為であることを認識したいですね。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年10月1日水曜日

ウンチでばれる。




イタリア北部の町が、飼いイヌのDNAのデータベースを作成し、路上に置き去りにされたふんの「容疑者」を特定、該当したイヌの飼い主に罰金を科すという町のクリーンアップ作戦を計画している。
スタンパ紙によると、トリノ近郊、人口4万5000人の町ベルチェッリでは、同町で登録されているすべてのイヌのDNAデータを作成し、舗道や公園に置き去りに去れたふんから「容疑者」を特定、ふんの後始末を怠った飼い主に罰金を科すことを計画している。

2008年9月24日11時29分配信 ロイター  著作権法第32条より「引用」


世知辛い世の中に…

遺伝子情報までもが管理され、従う事が出来ないものたちはDNAより割り出されて処罰されてしまいます。

ふむむ。

とは言うものの、私個人としては賛成なんです!

ワンコを連れてお散歩も致しますし、その際道端でお粗相してしまう場合もあります。
ワンコだって生きているんだから、運動して、外の気持ちよい空気を吸えばトイレだってしたくなります。

だからと言って是とは申しません。

なぜなら我が家の玄関先でワンコがお粗相したら不快ですから。
万一感染病でも持っていたら我が家の子たちに伝染してしまうから。

それでも実はしょうがないとは思っています。
ワンコに対し止めようもありませんし。

ならば、せめてウンチは片付けましょう。
おしっこをしてしまったのならば、ペットボトルなどに水を持ち運び、気持ちばかりとは申せど洗い流しましょう。
人間として当たり前に。

間違っても、スコップを片手にウンチは道脇に埋めてしまおうなんて考えずに。
おしっこは、いつか雨で流れ落ちるなんて思わずに。

匂いが残っていればマーキングをする子も現れますし、トイレと勘違いされれば他の子たちもそこでするようになってしまいます。

貴方がされて嫌なことは、よそ様も嫌なのです。

そもそもワンコのトイレは自宅にて行わせてからお散歩に出かけて下さい。
それが社会のマナーです。

ワンコが嫌がるからダメだって?

そんなことは絶対にありません。
躾を間違えただけですし、今からでも直しようもあります。

そんな習慣付けをしてしまえば貴方が留守の時や病で倒れたときはどうなるのですか?
台風や大雪の際はどうなるのですか?

困るのは愛犬です。

DNAで管理されれば捨て犬はなくなるでしょう。
迷子になっても送り届けられます。
放し飼いも消えるでしょう。
キレイな町になって皆が快適に暮らす事が出来ます。
ワンコは管理するものだという認識が深まれば、ワクチン接種や予防医学などワンコに対する管理認識も変化します。

DNAのテストを行う約13ユーロ(約2000円)が掛かるそうです。
しかもその費用は徴収する罰金を上回るとのこと。

そこまでしないとルールを守れない飼い主さんのモラルが悲しい。
ワンコを飼育するということは様々に義務を持つことと理解していないことが空しい。

我が家から一晩逃亡を図ったワンコ宛てに、粗相から住まいを割り出して罰金の徴収に来られたら…

それはそれで、ちょいっと悲しいですね。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。