一昨日になります。
山梨県から委嘱されている動物愛護推進員の定例会がありました。
場所は保健所の1室をお借りしています。
時間は19時から。
平日の水曜日とは言え、会社勤めをしておりますとその時間に伺うのもなかなか難しいものです。
それでも私以外に、動物愛護センターのスタッフさんや他の動物愛護推進員の皆さんも集まって下さいました。
今後の計画や提案、告知・啓蒙活動の報告や検討、9月の「動物愛護デー」、11月の県民の日に付いての検討…
相変わらずの議題・内容でしたが気になる事が2点ありましたのでお伝えします。
1つ目。
動物愛護センターへ持ち込まれる猫の数が減るどころか増えている…
当然、ほとんどの子が殺処分を受けます。
理由は、避妊・去勢をしないから。
自由気ままにお庭やご近所を歩き回り妊娠して帰ってきます。
気楽に産ませ、捨ててしまう人も多いのですが、気楽に愛護センターへ殺処分を依頼する人も多い気がします。
猫は順調な体調ですと、年に3度もヒート(生理)があり出産が可能です。
*犬は年に2度となります。
又、交配により妊娠する確立が犬と比べ物にならないほど高いことも特徴です。
*犬と違い、交配の刺激により卵子が出ますので受精しやすくなっています。
可愛がって育てている自分の猫の子供を殺すことを本当に承知しているのでしょうか…
公園などにむやみに捨てるよりも良いかもしれませんが残酷に思います。
せめて、その様な人たちにはどのように殺処分するのか現場を実際に見て欲しいと切に思います。
猫の問題としては、ほかに「地域猫」が解決されません。
地域猫とは飼い主のいない野良猫なのですが、ご近所の心優しい方が餌を与えてしまう問題です。
野良猫に餌を与えるということは一見好印象なのですが…
野良猫はそのまま気ままにご近所のお庭や玄関口で糞尿をします。
盗み食いや飼い犬・飼い猫と喧嘩もします。
育てている小鳥も襲います。
栄養状況は恵まれており、避妊去勢などされませんから次から次へ出産を繰り返します。
近親交配の問題以外に、うじゃうじゃ増えた野良猫は問題を大きくしてしまいます。
野良犬と違って、簡単に捕まらないのです。
真夜中に塀や屋根を軽々と渡れる猫相手なので。
2つ目。
これは嬉しいお話です。
私も知らなかったのですが、動物愛護センターへ持ち込まれる子犬は激減している様子です。
野良犬がいなくなり、避妊・去勢が徐々にでも効果を示し始め、雑種犬の自然妊娠・自然出産が減った結果需要と供給のバランスが取れ始め、殺処分される仔犬がほとんどいなくなったそうです。
すばらしい!
ただ、これに変わる問題として老犬介護が出来ず姥捨て山の様に動物愛護センターへ安楽死を依頼するケースが増えていることです。
事情もございましょうが、大切に育てていたワンコが年をとって面倒を見る必要が増えただけで殺処分を選択することに抵抗を覚えてしまいます。
さりとて人間でさえ自分の親が年を取り介護が必要となったことで、放置や、施設に預け一切の面倒を見なくなることもあるようなので犬世界だけの事情と言い切れませんが。
愛護推進員として活動をするほどに切ないものが見えてきます。
辛いケースを目の前にします。
私達だけでは実際に何も出来ず、何も進めません。
皆さんの力添えが必要なのです。
さすれば愛護センターへ送られてくる子犬が激減した様に良い方向へ進めます。
HPにもお越し下さい♪
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp
掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。
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