2007年12月3日月曜日

2007年JKC山梨クラブ連合展・ドッグショー



12/2(日)は、JKC(ジャパン・ケンネルクラブ)の山梨県クラブ連合会主催のドッグショーがありました。

早朝から夕方までパタパタと…
忙しかったです。

出陳犬数は300匹程度に抑えられていたので助かったのですが、それでも出陳者の一部はキャンピングカーで場所取りを兼ねて真夜中から入ってきますし、一種の殺気立った雰囲気もありピリピリしています。

私たちも目にした事がない、図鑑で見るしかなかったような珍しいワンコ達も揃います。

愛犬クラブ主催のドッグショーは5年に1度開く事が義務付けられており、その度に数ヶ月前から出陳犬
数集めに奔走しなくてはなりません。

しかも、昔と違い集まりも悪くって。

一昔前なら、ドッグショー狂の様な方やトロフィー集めに夢中な成金さんも多くおられましたが、最近はワンコもお金持ちの象徴から、家族の一員としてのコンパニオンドッグとなってしまいました。

このことは良い兆候と思っているのですが、やはり展覧会の主催者側としては辛いばかり。

ここで、ドッグショーを構成する業者さんの紹介を。

開催者側のJKC愛犬クラブさんと、ジャッジ(審査員)やスチュワート(審査補助員)。
出陳者側が、ハンドラー(ショーリングの中でワンコを引く人)。
それにペットショップ関係者やショードッグ・ブリーダー、トリマー達が絡みます。

実際ドッグショーの魅力がなくなり、出陳者も減っている本来の理由も分かってはおります。

だってつまらないから。

ショーの構成者を見ても分かるように、ワンコの飼育者が入っていません。

愛しみ、可愛がって、手塩に育てた飼い主さんの割り込む隙がないから。

ハンドラーは、大枚を貰って飼い主さんの変わりにドッグショーでワンコを引き回します。
それはプロとして審査員に印象良くなるよう、目立たせ、欠点を隠し、利点を延ばすようにアピールを重ねます。
歩き方や決めるポーズを作る為に、数ヶ月もの間飼い主さんからワンコを預かり、訓練とドッグショーを繰り返します。
当然、日本の審査員は少数でしかありませんから、審査員とも既に顔なじみ。

そんなドッグショーでチャンピオンを作り上げたワンコは深い愛情の元で育っているのか疑問です。

お金を掛ければチャンピオンになれるドッグショーなんて、突然参加した一般の方が勝てる訳がありません。

しかも…

ハンドラーさんって目立つ事が仕事なんでしょうが、陽の下のホスト君の様なダブルのスーツに日焼け面、妙に白い歯の彼たちや、フリルの付いたショッキングピンクのミニスカートが眩しい半世紀も生きたお嬢さんたちなのですから。

素人どころか私すら圧倒されちゃいます。

JKCは、優秀な質のワンコを目指さなくてはなりません。
別に血統書の発行などは副次的なものであり、あくまでも後世に残す良質な血統作りが主と信じます。
その為にはドッグショーは必須でしょうが。

今は、ハンドラーの為のドッグショーのような気がしてなりません。

愛犬家が直接自分のワンコと共にショーのリングに立ち、ショーのマナーを覚え、一緒に頑張ってチャンピオンに向かっていく。
そんなドッグショーを早く見たいと切望します。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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