2007年12月6日木曜日

ダックスフンドがいなくなる。



ドイツで国民的な人気を誇る犬「ダックスフント」の出生数がここ最近、急減している。過去10年間の減少率は40%近くにもなる。比較的高価であることに加え、他犬種の人気が次第に高まっていることが原因だ。かつて“ドイツのシンボル”とも言われた名犬だが、「独国内からいなくなるのでは…」と本気で懸念する声も出ている。(ベルリン 黒沢潤)
しかし最近は、ラブラドール・レトリバーや、ジャック・ラッセル・テリアなど、他犬種が独国内に徐々に浸透。ダックスは、500ユーロ(約7万7000円)前後と決して安くないため、東欧諸国からの雑種犬を購入する人々が増えている。
ダックス愛好家からは今、「愛くるしく、飼い主に忠実である一方で、独立心が実に旺盛。年々、減っていくのはとても残念だ」(ベルリン市民)との声も漏れる。
出生率の減少を前向きにとらえる向きもある。
ある業界関係者は「これまで人気があり過ぎて闇市場が栄え、免疫など健康面で問題のあるダックスが生まれるケースも多かった。人気が落ち着き、怪しげなディーラーが減ることで、市場が健全化する」と話す。

SANKEI DIGITAL INC.  (2007/08/20 09:33) 著作権法第32条より「引用」


だいじょうぶ。

ダックスフンドがいなくなる訳ありません。

日本でも数年前の大ブームから登録犬数は減ったにしても、愛すべきスタイルと、知的なお顔と、生まれ持っている賢さは特段のものがあるダックスフンドの人気は不動です。

実際に飼育してみても、買いやすさと、愛らしさは格別。
ダックスフンドのファンが増えても全く不思議ではありません。

ソファーに横たわっていると、あのヌルッ~とした感じで脇に入り込んできて…
アゴをちょこんと持ち上げている可愛らしさなんて!

ブリーダーとしても3種類のサイズ(スタンダード、ミニチュア、カニーヘン)に、3種類の毛質(スムース、ロング、ワイヤー)、数種類のヘアカラー(レッド、ブラックタン、チョコレート、クリーム、ブルー、イザベラ、×シェイデッド、×ダップル、×ブリンドル、×パイボールドなど)を数えると2百数十種類にもなり、これほど多くのバリエーションを持っている犬種など他になく、心をくすぐられます。

ただ、ドイツ本国のダックスフンドはいまだ本来の猟犬として使われている子も多くいると聞きます。
そんな気質を持った血統は残したい。

優良な質を求めるのならば、アメリカ産でしょうか。
ドッグショーやブリーディングに熱心なアメリカは、健康なレベルでのニーズもあり、優秀な子が多く繁殖されています。

これは、秋田犬がアメリカで改良された結果「グレート・ジャパニーズドッグ」になって里帰りしていることから見てもお分かりになるでしょう。

ワンコの価格が、500ユーロ(約7万7000円)前後とは少し驚きました。
日本の価格帯とほぼ一緒。
ここら辺の価格がダックスフンドのブリーディングを行う中で最低に近い水準となるからでしょう。
更に安いダックスも多く存在していますが、満足できるドッグフードでの栄養管理、衛生管理、優秀な両親、ゆったりとした繁殖計画などを考えると、何かを削った上での低価格設定と分かります。

15年間は生活の伴侶として愛情を注ぐワンコ。

一時の欲に目が眩み、ケチっても碌な事はないでしょうね。

ワンコの価格が高いからとダックスがいなくなることはありませんからご安心を。

いくら口煩く説明しても低価格の好きな方は後先考えず求められましょうし、考え、勉強してから決める方はその程度の価格ならば間違いなく納得くださるので。

ドイツ国内の出生数は1972年は約2万8000匹、1996年は約1万2000匹であり、昨年は7158匹だったと聞きます。
日本の出生数がおよそ2万匹ですから少ないと見るのかもしれませんが、日本はダックスフンドの乱繁殖からやっとのことで戻りつつある最中。

乱繁殖の中で唯一良いことは、大量に生まれたワンコの中には非常に優れた質を持つ子も多数産まれ、ブームが去れば良い質の子が残る傾向が高いこと。
結果として、遺伝子不良の疾患も残りますが、全体に質も上がります。

どちらにしても、ダックスフンドの本場ドイツでのちょっとした話題でした。


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ブリーダーハウス puppy's mama
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掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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