2007年6月12日火曜日

ペットの避妊を義務とする。


7日、アメリカ国内では初となるペットの避妊を義務づける法案がカリフォルニア州議会で可決された。ニューヨークを拠点とし、犬の飼い主で構成する連盟「キャッスルトン」の事務局長(モーリーン・ヒルホークさん)はこれが法律として施行されれば理論上、カリフォルニア州の犬がどんどん減ってしまう可能性があると、この法案に対し脅威を感じていると言う。法案の内容はブリーダーや盲導犬の育成など一部の飼い主は免除されるという。その他の飼い主については、去勢手術を受けさせるよう求める内容で、違反した飼い主には動物1匹につき500ドル(約60,000円)の罰金が科せられるという。現在、カリフォルニア州では毎年50万匹もの動物たちが殺処分されており、それらの費用に州では毎年3億ドル(約350億円)という巨額の負担を強いられているのが現状だ。一方、他の愛護団体は「カリフォルニア州における、こういったペットが増えすぎるという問題に対して解決の糸口になる」という声もある。この法案に対して、アーノルド・シュワルツェネッガー州知事はまだ表明はしていない。( 発信日時 2007 年 06 月 11 日 ) petwalker.Jp  著作権法第32条より「引用」断固たる反対派も現れるでしょう。非常に難しい問題です。去勢・避妊の手術を受けてしまうと2度と赤ちゃんを授かることは出来なくなってしまいます。人間が自然の摂理に反するような行いをしても良いのでしょうか。生命の育みを規制しても良いのでしょうか。神の分野までも侵そうとしています。現在、去勢・避妊手術は日本でもごく一般的になっています。飼育者のマナーどころか、義務のような雰囲気までもが起こりつつあります。獣医師、ペット業界、官庁などでも否定派は僅かに限られています。メリット・性格が穏やかになる。 無駄吠え、攻撃性が薄くなる。・マウンテング、足上げオシッコがなくなる。・臓器がなくなるので、纏わる疾病が起こらない。・妊娠しない、させない。デメリット・麻酔、手術の医療ミスや後遺症の発生の可能性がある。・飼い主の精神的な問題。 人がそのようなことをして良いのか。 健康な体へメスを入れることへの嫌悪。・入院や手術で、痛みや恐怖やストレスを与える。・2度と妊娠できなくなる、させられない。共和党では、自体を重く見ておらず「細かいところまで管理しすぎだ」と反論する議員もいると言います。法案を支持した民主党は、「今回のペットの去勢手術を義務付ける法案は、望まれないペットが捨てられて州の収容所に引き取られる事態を減らすために必要だ」と言います。日本での保健所や動物愛護センターなどでは、辛く、切なく、悲しい殺処分がおこなわれています。所員の方々も義務であるからおこなっているだけです。膨大な経費も掛かっています。それでも、誰かがこの様な殺処分をおこなわなければ、飼育者のない犬猫が巷にあふれ、衛生にも悪く、危険性も高くなってしまうのです。単に「可哀想だから」と殺処分反対を唱える自称動物愛護者は、どのように対処するつもりなのでしょうか。意義異論も承知して、私はこの法規制に賛成します。ただしブリーダーなどの繁殖許可者には重い規制と知識とモラルを問う資格者に限定しましょう。規則に違反したブリーダーには厳しい罪を与えましょう。そして繁殖数に合わせた納税義務も課し、避妊・去勢を行い利益を得る獣医、犬具・フード等を扱うメーカー、ペットショップなどの犬から利潤を得る者たちからも金銭負担を得て、それを避妊・去勢代にあてがい、義務としての手術をおこなうのですから無料にしましょう。将来においては「生類憐みの令」に匹敵する悪法と言われるかもしれません。それでも、今、なんの罪もなく死ななければならない命をなくす為には是と考えます。日本でも、これだけの施政者が望まれます。生まれたことが罪だなんて辛すぎるので…HPにもお越し下さい♪  ブリーダーハウス puppy's mamahttp://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.htmlpuppy@mx3.nns.ne.jp 掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2007年6月6日水曜日

ブリーダーがお勧めする仔犬の選び方。


ブリーダーがお勧めする仔犬の選び方。今までに、延べ30万匹ものワンコと生活し、愛しみ、産ませ、育てたブリーダーが、新しく家族に迎えようとする仔犬の選び方を伝授致します。1.漠然と出結構ですから、一緒に生活したいと望むワンコを2~3種考えて下さい。2.書籍やホームページやブリーダーなどから、そのワンコの大きさや毛質、気性、性格、運動量、鳴き声、欠点、弱点、人への友好性、他犬種への友好性、その他諸々を出来る限り勉強して下さい。  15年間は生活を共にする家族のためと思い、ゆっくり時間を掛け、真摯にお調べ下さい。3.ご家族の同意、ご自宅のスペース、生活環境、鳴き声に過敏な家族・ご近所の有無、散歩の可否、アレルギー体質を持つ家族の有無、飼育に掛けられる費用の有無、今後15年間に変わるであろう家族構成(結婚で家を離れる、赤ちゃんが生まれる、家族が老齢となり犬の飼育に携わることが出来なくなる)、引越しの可能性(マンションなどではペット飼育の可否)などを考え、15年間は、その犬種と暮らすことが出来るかお考え下さい。4.上記を考慮し、迎え入れる犬種を決めます。5.信頼できるショップ、ブリーダーを探します。  電話やメールを使い、出来るだけ多くの会話を交わし、信頼出来て、納得できるショップやブリーダーを探します。  *知識の豊富な方。  *多くの生体を扱った経験のある方。  *対応が速く、言葉が優しく、丁寧な方。  *担当者が信頼できることは無論として、ショップオーナーや会社自体に安心が持てる所。  *出来たら1度でも、交配、出産、育児の介助をしたことがあり、最後の瞬間(死)まで見届けた事のある方。6.仔犬の確認をします。  今産まれているのか、出産予定はいつか?  母犬の性格、サイズは?  生体価格、ワクチン接種、血統書、送料など、他に掛かる費用は?7.仔犬の引渡し方法を考えます。  可能な限り、最も仔犬に負担の少ない方法を考えましょう。8.緊急時にも行くことの出来る、信頼できる獣医師を見つけましょう。  休診日、診療時間も確認します。  獣医師によっては、休日であろうと診察下さる方もおられます。9.上記、全てを考慮し、わきまえた結果でしたら、後は「一目惚れ」!  目と目が合って、心が揺れ動いたのなら決めてしまいましょう。  犬は工業製品とは違います。  純血種といっても、個性も、見た目も千差万別。  同じ子は世界中探しても、1匹たりともおりません。  一目で気に入り、惚れてしまったのなら、その子を選ばないと後悔しますョ。  あなたと、赤い糸で結ばれているはずです。HPにもお越し下さい♪  ブリーダーハウス puppy's mamahttp://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.htmlpuppy@mx3.nns.ne.jp 掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2007年6月5日火曜日

ワクチン接種に付いて考えてみましょう。


ワクチン接種に付いて考えてみましょう。犬に関わるワクチン接種と言いましたら「狂犬病予防接種」が真っ先に思い出されるでしょう。誰が考えたのでしょうか、「狂犬」などと日本名称が悪く犬特有の病気に感じますが、アライグマやスカンク、コウモリ、キツネ、ジャッカル、マングース等の野生動物や犬や猫、馬、牛に咬まれたり、引っ掻かれたりして出来た傷口から引き起こされる法定伝染病です。潜伏期間は通常20~30日程度で、発病率は32~64%。海外で該当動物に噛まれたりしましたら、大至急医療機関にて適切な治療を受けなくてはなりません。今でも世界では年間4万人~6万人が死亡しており、欧米を含む世界の大陸に現在も存在しています。日本での狂犬病は1957 年以降発生しておりませんが、一度発症すれば、致死率はほぼ100%の恐ろしい病です。「狂犬病予防法」により、年1回のワクチン接種が義務付けられております。ただし、アナフィラキシーショック等の副作用の発生の可能性もありますのでお気をつけ下さい。さて、接種が義務付けられていないこと自体が不思議なワクチンがあります。きっと、人間の生命には全く関係ないからなのでしょうが寂しい話です。犬ジステンパー、犬パルボウイルスの名はご存知ですか?犬ジステンパーは「1匹でも発病した犬が現れると、町中の犬が感染し死んでしまう」とも言われた、直接触れなくても感染してしまう(空気感染)、致死率50%~90%の病です。更に恐ろしいことに回復できても、その内の50%は後遺症まで残ると言われます。犬パルボウイルスなどは、わずか十数年前に日本中に大流行し、愛犬家を恐怖の坩堝に陥れました。発病するとトマトジュースの様な血便を忘れることのできない異臭と共に排泄し、衰弱し、死んでいく…ペットショップやブリーダー、多頭飼育者宅では、1度発生すると次々に犬達が感染し、何も出来ぬままバタバタと倒れる愛犬を見守ることしか出来ませんでした。どちらも目に見えないウイルスによる感染ですから、防ぐことも非常に難しく、有効な予防ワクチンが現れるまでは神に祈る程度しか出来なかった本当に恐ろしい病です。このように恐ろしい感染症が、たかが5千~1万2千円程度で予防ワクチンの接種が出来るのです。必ず接種して下さい。あわせて、犬伝染性肝炎、犬伝染性咽頭器官炎、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ病などの混合ワクチンの接種を毎年勧められるでしょうが、信頼できる獣医師に十分な説明(インフォームドコンセント)を受けた上でお決め下さい。ワクチンの種類、獣医師によって料金も違います。ワクチンの種類が多いほど予防できる感染症も増えますが、種類が多いほど副作用も発生しやすいとの話もあります。副作用で重篤な症状を表してしまうとワクチン接種でも命を落とす場合もあります。又、毎年の接種を否定し、3年程度の期間を勧めている米国動物病院会(AAHA)等もございます。接種時期ですが、私達は生後50~60日で1回目、その後1ヶ月に2回目のワクチンを接種します。これは、子犬は母犬から胎盤・母乳を介して貰った免疫が、約2ヶ月間体内で働き、徐々に消失していくためです。母犬から貰った免疫が体内に残っている場合、ワクチンを打っても効果が現れません。しかし、全ての子犬がきっちり2ヶ月で免疫が無くなると言うわけではありませんので、免疫が切れるであろう時期の約2ヶ月目と、念の為1ヶ月後の、最低2回の接種を行ないます。なお、同居犬がいる場合には、万一の為に、3回目のワクチンを打つ事もあります。ワクチンは接種後すぐに効果が発揮される訳ではありません。ワクチンが接種されてから、免疫(抗体)が出来るまでに、2~4週間の時間を要します。ワクチンの効果が出るまでは、他の犬との接触は避けられた方が良いでしょう。子犬の場合、外へ散歩に行ったり、外へ連れ出したりする時には、ワクチン接種後効果が現れる2~4週間後以降にしましょう。犬ジステンパー、犬パルボウイルスは、現在でも発生しており、確実な治療法もないままに生命を失う可能性が非常に高い感染症です。予防ワクチンによって防ぐことが出来、飼育者にとっては接種が義務と言うべきワクチンです。ちなみに実話として、獣医師より8回のワクチン接種を勧められたミニチュア・ダックスフンドを知っています。しかも、8種と9種のワクチンをランダムに打たれておりました。犬の健康を全く考えない金儲け第一主義の獣医の仕業です。ワクチン接種を勧める私たちの話まで利用して知識の薄い愛犬家にワクチン接種を多数回おこないます。1回の接種につき8千円掛かるのでしたら、8回の接種で¥64,000-!8種と9種をランダムに打たれていたと言うことは、明確なポリシーがある訳ではなく、たまたま余ったワクチンを使用しただけでしょう。あるペット販売事業社より、獣医師による治療費の差額の開きに摘発を受けました。メスの柴犬で、パルボ検査→確定→そのまま入院→完治したケースです。神奈川県のA動物病院では、¥57,540-(全治療費含)であり、奈良のY獣医科病院では、¥167,543-(全治療費含)。治療内容は不明ですし、地域差もあるのでしょうが、同じ犬種が同じ病から直った結果の治療費です。ペット生命保険の加入の重要性と共に、私たちとしても十分に考える必要があるようです。HPにもお越し下さい♪  ブリーダーハウス puppy's mamahttp://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.htmlpuppy@mx3.nns.ne.jp 掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2007年6月1日金曜日

お引渡し方法について。


仔犬のお引渡し方法は、何種類か考えられます。私たちが考える最も良い方法順に。1.直接のお手渡し。  ぎりぎりまで私たちが管理でき、直接お手渡しするので、直前までの体調や様子をお伝えできます。  仔犬も、一人ぼっちになることなく、寂しさから来るストレスは最小限に抑えられます。  弊犬舎へお越し頂くか、中央自動車道(石川PA~信州松本IC/1万円)間の待ち合わせ、JR中央本線(新宿~松本/1万円)間の駅舎での待ち合わせ、でご対応致します。2.空輸にてのお引渡し。  数百キロの長距離を飛び、気圧の変化を受ける空輸は危険性が高いとお思いでしょう。  実は、一人ぼっちになる時間が最も短い輸送手段なのです。  一人の時間が短いほど、受けるストレスは少なく、体調を崩しにくくなります。  費用も貨物として輸送されますのでリーズナブル。  お引渡しの方法としては、直接お手渡しを除きますと最もお勧めする輸送手段です。  当然、引越しや旅行で海外や国内長距離の移動をする場合は空輸便を利用致します。  出航の荷入れ直前までエアコンの効いたカウンター近くで保管してくれ、到着後には優先して荷出ししてくれます。  客室でなく、貨物室での輸送となりますが、エアコンにより空調は一定になされています。空港の貨物受付所にて引渡しされます。    過去には夏季の暑さにより熱射病となる事故の発生もありましたが、航空会社も対策をされ安全率も上がっています。  信州松本空港から大阪伊丹空港、福岡博多空港、札幌千歳空港へは直行便にてお送りできます。  信州松本空港までの高速料金、輸送代など含め¥14,000-にてお受け致します。他空港でのお引取りをご希望される方はご一報下さい。  経由便にてお送りできる場合もございます。3.トラック便にてのお引渡し。  長野県諏訪の名鉄運輸にてお送り致します。  宅配便より僅かに高い程度の配送料金なので安価です。  しかし、トラック便の特質上により夕方(17時~20時位)に荷入れ(お預け)し、深夜をかけて移動し、早朝に最寄の配送センター(名鉄運輸支社)に到着します。  宅配(ご自宅へ直接お届け)ではなく、朝①に配送センターへお迎えに行って頂きます。  12~15時間も、一人ぼっちの時間を過ごさなくてはなりません。  その間、お水すら飲めません。(輸送中こぼれてしまうと仔犬が水浸しになるから)  輸送の最中は、トラックの貨物部(密閉してあるが薄い鉄板一枚のみで区切られる)ですから、空調設備など無く、暑さ寒さの中を過ごさせてしまいます。  体調を崩す可能性は否めません。  春期、秋期の気候の穏やかな季節のみ対応させて頂きます。  別途お話させて頂きますが、極力お避けしたいと考える手段です。長野県諏訪までの高速料金、輸送代など含め¥12,000-にてお受け致します。4.動物専用タクシー等の輸送手段もありますが、弊犬舎のようなブリーダーからの直接販売ですと、仔犬(生体)代金よりも輸送費の方が高価になるケースが多く、お勧め致しません。  お水なども途中で与えてくれ、ストレスは少なめで済むでしょう。5.海外への発送は致しません。  検疫の負担などを考えますと仔犬の内は体調を崩す危険性が非常に高く、弊犬舎では行いません。  仔犬の為ですのでご了承願います。近くの河川敷が我が家のワンコ達の散歩コースとなっており、タイミングによっては寄生虫や原虫類を拾ってしまう場合がございます。また、元々子犬のお腹には様々な原虫類が存在します。弊舎では、御引渡しの前に駆虫をしておりますが、完全に落としきる事は出来ません。輸送や、兄弟犬と離れて1人になったストレス、他の理由で抵抗力が落ちる場合、発症する恐れのある悪玉菌のような原虫があり、(流通の激しい昨今、犬はこのような悪玉菌を少量持っている場合があると聞いております。または、少量が逆に免疫になっている場合もあるそうです)子犬の抵抗力の低下によって、このような原虫(トリコモナス、コクシジュウム、ジアルジア等)の影響で便の状態が悪くなる事があります。これがストレスなどで体調がくずれると急激に腸内で増えて下痢や嘔吐を引き起こす場合があります。その際は、御手数ですが飼い主様の方で獣医師による必要な駆虫、投薬等行って下さる様お願い致します。仔犬のお引渡しから数日間は特に下痢(軟便)をしやすくなっています。ウンチの状態を診てお引渡しを致しますが、環境変化、フードの変化(種類、量、ふやかし加減等)、寒さや暑さ、ママや兄弟達と過ごしていた生活が突然1匹になってしまう不安やストレス等により引き起こされます。下痢を起こすと体力を消耗します。食事の量を減らして、ビオフェルミン等の整腸剤がございましたら与えて下さい。下痢だからと言ってお水を控えることはなさらないで下さい。脱水症状の要因となります。発症が続くようでしたら、信頼できる獣医師に診て頂いて下さい。HPにもお越し下さい♪  ブリーダーハウス puppy's mamahttp://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.htmlpuppy@mx3.nns.ne.jp 掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。