2008年11月17日月曜日

猟にワンコを使わないで!




15日午後1時半ごろ、岡山県備前市吉永町今崎の公園で、突然現れた猟犬に近くの小学1年の女児(6)が顔や頭などをかまれて重傷を負った。助けようとした小学6年の女児(12)も両腕をかまれて軽傷。
県警備前署の調べでは、猟犬は体長約1メートル、体重約25キロの雄(1歳)。狩猟解禁のこの日、イノシシ猟のため飼い主のトラック運転手の男性(44)が自宅の裏山で放したところ、姿が見えなくなった。

2008年11月15日21時48分配信 毎日新聞  著作権法第32条より「引用」


忌まわしくも悲しい事件が起こります。
毎年繰り返し、新聞を賑わすだけでも十数例も。

被害にあったお子さんやご家族、友人知人までもが犬は恐ろしい生き物だとインプットされてしまいます。
特に怪我を負わされたお子さん達はワンコを飼育するどころか傍らに小さなチワワが通ることすら脅えの元となるでしょう。
お子さんにもワンコには大きな悲劇です。

飼育者は業務上過失傷害に問われ、ワンコは殺されます。

これほど繰り返される事件であろうとも予防策はあるのです。
事件のいずれもが飼い主の管理不注意と飼育されているワンコの種類に別けられます。

なぜ放し飼いにするのですか?
「狭いケージの中だけに閉じ込めて飼育するのは可哀想だから」。
それならば毎朝晩、あなたが欠かさず散歩させれば良いだけのこと。
面倒だからと、手間を掛けずに走らすために放すとは何事ですか。
裏山や公園はあなたの持ち物であり、他人が入り込まぬよう、ワンコが逃げ出さぬよう対処された場所なのですか。

出来ないならその様に運動を必要とする犬種を飼育しないで下さい。

そもそも猟(スポーツ・ハンティング)を行う自体反対です!

あえて認めるとしても、
先住民族による文化継承に纏わる狩猟。
食物として必要とした分のみの狩猟。
環境や生物に有害となるほど過剰に増えた個体数を排除する為に情報公開した上で計画的に行われる猟。

なぜ現在社会において猟を行うのですか?

いまどき猟はしなくとも食に不自由はしません。
猟師としてを選択しなくとも他に仕事はいくらでもあります。
ハンティングなどと言って命を遊びで殺すことなど認めてはいけません。
命を奪う事がスポーツであるはずないのです。

たとえば日本での話。
鹿、イノシシ、熊などの野生動物をハンティングする必要がありますか?
食べる為なんて理由を付けようとも国内でジビエ料理を楽しむ人なんて極わずか。
あえて食したいのならば人工飼育された物が販売されているからそちらを食べれば宜しい。
Wikipedia®から、2006年に長野県で捕獲されたニホンジカは約9,200頭。
その内、食肉となったのは僅か9%。
大半は自家消費か、山中に埋設とのこと。

やはり理由を付けた遊びとして生き物の命を奪っているんですね。
圧倒的力が有り反撃もされないことを承知している人間が、必死で逃げ惑う生き物を追い掛け、追い詰め、無残に殺す。

やはり嫌いです。

せめてハンターとして誇りたいのならば、ワンコの力も借りず、あなた1人で武器も持たぬ素手の状態で狩猟を行えばいかが!

アホらしい。

それでもハンティングを止めさせる事は厳しいのでしょう。

ならば、せめて犬を狩猟の道具に使わないで下さい。
他の命を奪う為の道具として犬を使わないで下さい。
犬は銃等の様な危害を加える道具ではありません。

人と愛情に結ばれ暮らすことの出来るパートナーなのですから。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html
puppy@mx3.nns.ne.jp

掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

2008年11月5日水曜日

世界1番のブリーダー。



自慢話をさせて下さいね。

数年後には、息子からこんなことをブログに書いたと非難されるかもしれませんが…
まあ、非難されると言うことは私のブログを見てくれたことなので。

ワンコをお求めの際は、ペットショップかブリーダーを訪れ購入する事が主であると思います。
いくら命のあるワンコだろうともビジネスライクな遣り取りがあり売買が交わされます。
特に既製品ではないワンコです。
生命保障、疾病保障、将来欠陥が表れた場合などきちんとした契約が成されます。
良し悪し関係なく、ワンコの販売は役所に正式に認められた動物取扱業というビジネスなのです。

それでも私達の様に、家族同様に暮らしていたワンコから始めたブリーダーとしては生業と認めてしまうこと自体一抹の寂しさもあります。
命をお金と交換することに抵抗を持っているものです。

我が家では仔犬を生後30日あたりから日中はママの元から少しずつですが離すようにしています。

これで仔犬たちの自立心を養うと同時に、同じくらいの大きさと力を持った仔犬達だけで過ごさせ社会性を身につけさせる狙いもあります。
母乳から離乳食に切り替えていくことや、他のワンコや人間の生活に触れさせることも考えております。

大規模ブリーダーや一般のペットショップのようにペットオークション(犬の競り市)で購入した幼犬とは違い、私達家族や子供達と一緒に暮らし遊んでいる仔犬です。
生後1ヶ月程度の赤ちゃん時に親から無理矢理離されたり、まだまだ親が恋しい幼児時期に24時間1人ぼっちで狭いケージに入れっぱなしにされた仔犬達とは社会性、協調性共に全く違うことは成犬になるほど明確に現れてしまいます。
三つ子の魂百までも。

昨日、一昨日と続けて、我が家でブリーディングした仔パグが素敵な飼い主様の元へ嫁ぎました。
優しい飼い主様できっと幸せな生活を送る事が出来るでしょう。

なのに我が家から仔犬を迎える飼い主さんは謝ったり、詫びたりするんです。
しっかりお支払下さり、大切に育てると誓ってくださっているのに。

実は、子供達が別れを切ながって涙ぐむのです。
寂しいと泣くのです。
その場で別れを伝えながら泣いたり、見送ったあと自分の部屋にこもって泣くのです。

りこちゃんが嫁に行っちゃった…
げんき君が婿入りしちゃった…

あんなに可愛くて、大切にしていたのにって。
僕の妹、弟と思っていたのにって。

「ブリーダーって可愛い子犬を送ることの出来る幸せなお仕事だけれど、お別れがいつも辛いんだね」って、子供ながらに問い掛けられます。

そんな我が子に育てられた仔犬は、優しい愛情をたっぷり受けて育った最高の子犬と自信を持っております。

どなたか仔犬を求められた際に、ペットショップのスタッフから泣かれた方はおられますか?
大切なお金を支払って求められた子犬を抱えて「ごめんなさいね、幸せにするから。」と謝られた方はおられますか?

我が家の嫁ぎ先の皆さんはステキな方ばかり。
そして我が家も愛情いっぱいの子犬を届けられる世界一のブリーダーだと自負しております。


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2008年11月4日火曜日

地雷探知。



内戦時代に埋設された地雷が大量に残るカンボジアで、地雷を探知する犬を自前で繁殖し育成する試みが始まった。地雷以外の金属類にも反応する金属探知機と違って、犬は爆薬のにおいで識別するので、作業効率が2~3倍にアップするという。関係者は「探知犬をもっと増やし、地雷被害ゼロを目指したい」と期待している

10月6日10時47分配信 毎日新聞  著作権法第32条より「引用」


およそ20年間に渡る内戦の結果大量の地雷が埋設されたお国です。
地雷の被害により、毎年100人を超える方が亡くなっております。
撤去作業はわずか10%ほどしか終わっておらず、撤去完了までにはあと100年間も掛かると言われております。

人間の嫌な話です。
欲望や思想の為ならば他の者を殺すことも厭わなくなるようです。
戦いとなった時点で、如何に効率良く安価に大量の人間を簡単に殺す事が出来るか…
大量虐殺者が英雄と呼ばれます。

存じませんでしたが、地雷を探知するワンコが頑張っているようです。
ほっ~
確かに臭覚に優れたワンコに地雷探知の手伝いをしてもらえば。
手早く、安全に見つける事が出来るでしょう。
こんなワンコ達が数多くいてくれれば、完全撤去までの年月も早まり、被害を受ける方も減るでしょう。

ところが訓練済みの地雷探知犬は1頭2万ドル(約210万円)以上掛かってしまうそうです。
日本では採用されていないようですが警察犬にも使われる犬種で、シェパード犬に似たマリノアという種類のワンコ。
訓練前の仔犬でも、血統に優れた子はおよそ5千ドルも致します。
カンボジアでは財政的に辛い金額だそうです。

一人前まで育つには1年半ほど掛かります。

ワンコ達もお勉強で大変でしょうが頑張れ!
人間の犯した愚かな行為をワンコ達によって救ってもらえるなんて。

もはやワンコ達は、ペットでも愛玩犬でもありません。
「人間のパートナー」と言う、他の生き物にはないポジションを占めているのです。

人がワンコにお願いをして助けてもらう。
ワンコは愛情だけではなく人の命までも救う存在になっております。
頭を下げろとは申しませんが、弁えておくべきだと思います。


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掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。