2008年9月24日水曜日

天高く澄み切った青い空♪



今回は、これからの犬選びの方法を、海外の犬事情も交えてご紹介しよう。
 イギリスには子犬を売るペットショップはほとんどない。ペットショップで買えるのは、フードや日用品、グッズだけ。新しく家庭犬を飼いたい人々の多くは、アニマルシェルターと呼ばれる保護施設に足を運ぶ。また、特定の血統種がほしい場合は、信頼のおけるブリーダーのところに出向くのが一般的だ。
 数あるイギリスのシェルターのなかには、180年以上の歴史を持ち、エリザベス女王もパトロンとなっている「RSPCA」(英国王立動物虐待防止協会)もある。今では世界各国に広がり、私がオーストラリア・シドニー支部を訪れたときには、語学留学中の日本人ボランティアが犬舎の清掃を行っていた。
 シドニーでは小規模なシェルターも訪れたが、いつも50頭ほどいる犬のうち、1カ月以内に9割が新しい家族のもとに迎えられていくという。ここでも、日本人のお散歩ボランティアに出会ったのが印象的だ。「犬が飼えなくても、こういった形で大好きな犬に毎日かかわれるのが楽しいし、新しい飼い主さんが決まる瞬間は何度立ち会ってもうれしい」と、シドニー在住のカズコさん。

毎日新聞 2008年5月28日 東京朝刊  著作権法第32条より「引用」


とても嬉しい事があったので、気分上々のままでblogをお送りします。
今日の甲府は、気持ちの良い青空。
秋の澄んだお空の高い気持ちの良いお天気。
幸せです。

さて、欧米諸国の多くはペットショップでの生体販売が行われていないそうです。
きちんと法規制されており、仔犬の店頭販売は罰せられます。

なぜでしょうか?

一般に仔犬の販売は生後45日~60日程度で行われます。
見た目で可愛い盛りだからです。
幼児期の生き物は母性が沸きやすい姿、匂い、声を発しており、庇護すべき対象として守り、慈しむように本能に刷り込まれているようです。

どうせ育てるならば、最も可愛い時期からと考える事が当たり前。
特に商売として仔犬販売を考えるのならば、販売しやすい年齢を見越して仔犬を仕入れることに不思議はありません。

ペットショップとしての問題は売れ残ってしまった場合。
幼児期に人気は集中し、育つにつれて売れにくくなってしまう事が生体販売のネックです。

そうなると、少しでも販売チャンスを長く取りたくなりますよね。
それは仔犬の仕入れ時期を生後45日なんて言わずに生後30日にしてしまえば良いこと。

ただ問題も当然発生します。
あまりに早く親兄弟から離してしまうと、精神的に不安になりやすかったり、α症候群や社会性を身につけにくくなると言われております。

また、群れ単位での集団生活を本能として持つ犬族としてはペットショップで小さなガラスケースに1人孤独に閉じ込められることには大きなストレスを生じさせます。
赤ちゃんは寝る事が仕事なんて言われますが、やっと眠りに入った先からお客さんに叩き起こされる仔犬に健全な生活が送ることは厳しく思います。
深夜帯まで営業していたり、年中無休24時間営業を誇る都市部のペットショップもあるようですが、店員さんは交代制で良かろうとも商品である仔犬に休む暇はありません。

この様な問題を避けるために欧米諸国ではペットショップでの生体販売は禁止されているのに、まだまだ日本の考え方は浅はかに思ってしまいますよね。

ならばどの様に仔犬を求めるのでしょうか?

やはりブリーダーの元から直接求める事が一般的なようです。
血統書発行団体や犬種毎の愛犬団体に問い合わせると専門のブリーダーを紹介してくれるシステムです。
その様な団体からの紹介ですから、ブリーダーとしても無碍な対応も怪しいワンコも扱う訳に行かず質が上がっていくとのこと。
ブリーダー自体も責任が増え、得体の知れぬブリーダーは排除されるようになるでしょう。

もしくは動物愛護団体の運営による、飼育できなくなったワンコを保護するシェルターがあり、そのシェルターから里親として譲り受ける方法も一般的に行われております。
愛護に関してのボランティア活動は高貴な行為として認識されている様ですが、王族すらスタッフとして携わっているケースも多く見受けられます。

私達日本も徐々にですが、ワンコ達を管理し里親を募集される愛護団体も増えてまいりました。
インターネットの普及により直接ブリーダーから求められる方も増えてまいりました。

求める先、求め方など様々ですが、ワンコの為・ワンコが幸せになる為に私達も更に考えて行きたいと思います。

ホントに気持ちの良い秋空ですね。
季節の中で、秋が一番好きな季節です。


HPにもお越し下さい♪  
ブリーダーハウス puppy's mama
http://www2.bbweb-arena.com/puppy/index.html

puppy@mx3.nns.ne.jp


掲載写真は、記事の内容とは違って(我が家のワンコですが)おります。
誤記、間違いなどございましたらご一報願います。喜んで急ぎ訂正させて頂きます。

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